あっしには関係ないことでございます。
※追記 (2019.6.28) 最新の情報は、こちら「スーパーゼネコンの役員報酬をくらべてみました 2019年3月期決算から」をどうぞ。
スーパーゼネコンの役員の報酬はいくら?
下世話な話題ですが、先日のブログ(研究開発費の比較)のために、有価証券報告書をプリントアウトしてしまったので、役員報酬について比べてみました。ここでは、執行役員は含みません。
まずは、役員数(監査役を含みます)と、役員報酬総額と、一人当たり平均報酬額を見てみましょう。
会社 | 役員数 | 報酬総額 | 平均額 |
清水建設 | 16 | 9億 300万 | 5640万 |
鹿島 | 19 | 8億7300万 | 4590万 |
大林組 | 16 | 6億2400万 | 3900万 |
大成建設 | 17 | 6億9000万 | 4060万 |
竹中工務店 | 18 | 14億3100万 | 7950万 |
つぎに、監査役を除いた社内役員だけで比較してみます。スーパーゼネコンに就職して、登りつめることができたら、このくらいになりますよ、という数字です。
会社 | 役員数 | 報酬総額 | 平均額 |
清水建設 | 11 | 7億5900万 | 6900万 |
鹿島 | 11 | 7億2300万 | 6570万 |
大林組 | 10 | 5億4600万 | 5460万 |
大成建設 | 8 | 5億5600万 | 6950万 |
竹中工務店 | 13 | 不明 | 不明 |
※翌年の役員報酬について:もうすこし整理するまでは、個別企業の役員報酬のデータをどうぞ(清水建設 / 大林組 / 鹿島 / 大成建設)
※翌年の役員報酬について、整理しました。こちら「スーパーゼネコンの役員報酬を比べてみました2018年版」をどうぞ!
※さらに2019年度3月期の役員報酬について書きました。こちら「スーパーゼネコンの役員報酬をくらべてみました 2019年3月期決算から」をどうぞ。
ちなみに、竹中工務店は、損益計算書の表示と、役員報酬(定額報酬)が大きく違うので、ほかの会社に合わせて、損益計算書の役員報酬総額を表示しています。
有価証券報告書には、報酬総額が1億円を超える役員を公表することになっています。
これによると、
清水建設は、宮本会長が1億2500万円、井上社長が1億4000万円。
鹿島には、1億円超えの役員はいません。(明示されています)
大林組には、1億円超えの役員はいません。(明示されています)
大成建設は、山内会長、村田社長とも、1億300万円。
竹中工務店は、記載がありません。もっとも、あなたがいくら頑張っても、竹中工務店の社長になることはできません。華麗なる竹中一族に入るしかありません。(今の社長は例外ですね)
大雑把にいうと、役員報酬の平均が、6000万円~7000万円で、トップが1億円あたりと言ったところですね。
やっとゼネコンのトップが1億円をもらえるようになってきたというところです。
読者のみなさま、社長や役員の多忙な業務と報酬の1億円とを天秤にかけて、社長を目指すかどうか、考えてください。
わたし?
わたしは、1億くらいでは社長になる気ないなぁ。(役員室の葡萄は酸っぱいんですよ)