日建連発行の冊子「イラスト『建築施工』」が秀逸

建築施工の流れをパッと見て理解するのに最適な一冊。

建築生産を概観するなら、イラスト『建築生産』を見よう

一般社団法人日本建設業連合会(新日建連)の関西支部が発行している冊子「イラスト『建築施工』(改訂版)」を知っていますか?

建築生産の勉強をしている人、現業担当や現場事務の係員の人、建設業界で使うソフト開発を受注したけど建設会社の人が何を言っているか分からない人、建設業界で使うソフトを外注したけどSEが理解してくれないと困っている人

この冊子を入手しましょう。

建築施工のプロセスをイラストたっぷりに分かりやすく説明してくれます。わずか40ページ程度の薄いものですが、建築の仕事をしている私にも参考になります。

参考に見出しだけ書いておきますね。

  1. 計画
  2. 着工
  3. 杭打ち
  4. 山留め・掘削
  5. 地下躯体
  6. 揚重機
  7. 躯体(鉄骨)
  8. 躯体(コンクリート)
  9. 屋上
  10. 外装
  11. 内装
  12. 設備(概要)
  13. 設備(建築工事との関わり)
  14. 足場の解体・外構
  15. 竣工

それぞれの項目を見開き2ページで、現場を俯瞰したイラストが描かれています。紙面を写真で紹介したいのですが、著作権とかの問題がありそうなので、日建連の書籍紹介のページへのリンクを張っておきます。表紙を見れば、中身の雰囲気も分かります。

イラスト『建築生産』(改訂版)

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教育用途なら会員価格で購入可能!

「でも、こんなに便利な本だと、値段もお高いんでしょう~?」

いえ、そんなことはありません。

1冊たったの1000円!1ページあたり、わずか25円なんです。

(音響効果・主婦の声20人くらいで)「えぇー!!」

さらに、日建連の会員企業の方なら、大幅に値引きして、1冊300円でご提供!

「会員って誰?オレ、会員?」

会員とは、つぎのいずれかです。

  • 法人会員 一定規模以上の総合建設業者(142社)
  • 団体会員 主に総合建設業者で構成する事業者団体 (5団体)
  • 特別会員 日本国内で事業活動を行っている外国の建設業者及び、日建連の事業に関係がある法人(7社)

ですから、大手建設会社に勤めている人なら、おそらく会員価格でお買い求めいただけます。

さらに、学校教育で使用する場合も会員価格で購入できます!

かつては教育用途なら無料で提供してもらえました。ほんとです。

分かりやすくて、無料だったので、あまりに人気になったのでしょうね。

発行者の負担になってしまい、いまでは有償で提供することになっています。それでも、会員価格でOKらしいので、学生の方々、大学や専門学校の先生方は、日建連関西支部にお願いしてみましょう。

その先は、「施工がわかるイラスト建築生産入門」へ

冊子を見て、「なるほど、こりゃいいや」と思った人、もっと施工のことを詳しく知りたくなった人は、同じく、日本建設業連合会が2017年に出版した『施工がわかるイラスト建築生産入門』をオススメします。

冊子「イラスト『建築生産』」よりも詳しく建築施工をイラストと解説で紹介しています。市販されていますので、アマゾンで買うことができます。アマゾンでの評価も高いですよ。建築士の勉強にはややもの足りないですが、こんな職種があるんだとか、あの工事はこうやってるんだとか、現場監督はこんな仕事をしているんだとかがわかる、とてもいい参考書です。

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