夏休みまで1か月。残業の多い建設業界は何連休?

大手建設会社で、夏休みの連休取得を加速か。

建設業の残業はやっぱり多い

先月の新聞記事に、建設業の時間外労働についてのアンケート結果が出ていました。

日本建設産業職員労働組合協議会(日建協)が建設現場での時短に向けたアンケート結果をまとめたものとして発表したものです。それによると、所定外労働時間は、内勤の事務職員で18.3時間、外勤の技術系職員は、建築が 71.9時間、土木が 72.3時間だったとのことです。

平均で70時間ということは、なかには100時間を超えている人もいるでしょうし、時期によっては誰にでもそのような状況になるかもしれません。

所定外労働時間についての規制は今後厳しくなりますから、いくら従業員と会社がサブロク協定を結んで、残業を許容しているといっても、この先は会社も黙認していられません。

大雑把に言えば、月45時間程度を上限として設定しておかないと、規制にひっかかって会社はペナルティを受ける可能性があります。

有給休暇は取れているか

大手、準大手ゼネコンに勤めていれば、有給休暇は結構な日数が与えられているはずです。

でも、外勤、つまり現場では、なかなか消化できていないでしょう。むしろ、休日出勤したりして、仮に平日に休みが取れたとしても、休日出勤の代休としてカウントされるため、有給休暇をまるまる捨てている人も多いと思います。

最近、ゴールデンウィークや盆休みの時期に、休日(法律上の休日や会社が与える休日)の間に一日二日程度の平日があるときは、社員が一斉に有給休暇を取得することが出てきました。

たとえば、(今年のカレンダーとは違いますけど)お盆休みとして、従来、8月13~15日が会社の休みであって、18日が土曜日だった場合、間の16日と17日にみんなで有給休暇を取って、会社全体はお休みにしようというものです。

これ、いいような、悪いような。。。

外勤の社員も堂々と休みをとることができるという意味ではいいのですが、自分の好きな時に休みを取りたい社員にとっては、せっかくの有給休暇を強制的に消化させられてしまうので、有給休暇の効果半減みたいな感想もあります。

会社にとっては、有給休暇の取得率を上げることができて、従業員の福利厚生にも気を使っていることを対外的にアピールできますから、いいことなんでしょう。

もっともこれまでは、外勤で残業が多いことは重々承知の上で、現場判断で休日返上で現場を開けるのは黙認していたのでしょうが、公的な規制がかかってくるとなると、それなりの対応を打ち出さなくてはならなくなります。会社もあの手この手で、無理やり休みを取らせる施策を発表してくるでしょう。

しかし結局のところ、発注者が週休2日を前提とした工期を受け入れてくれるかにかかってますね。生産性を向上させる企業努力をしたとしても、休みを増やすことより、工期を短くすることを売りにするのでは、なかなか週休2日は達成できません。

これから数年で変わってくる、建設業界の所定外労働時間の規制と業界の反応に注目しましょう。

チケット予約しましたか?

今日は7月12日。

8月の盆休み、夏休み、サマーホリデーは、長い人なら8月11日から始まるんじゃないですか?

忘れてませんか?

ちょうど、1か月前ですよ。

新幹線、飛行機、ホテルとか、1か月前までの予約割引チケットを取る時期ですよ。

さあ、クリック、クリック!

(最初に投稿したとき、山の日を忘れていました。というか、山の日の存在を認識していませんでした。笑)

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