清水建設がロボット施工の続報を発表。
自律型ロボット、AI、IoT、BIMの全部入りの施工システム。
ロボット施工の続報
先月発表された日経新聞の記事の続報のようです。
大手の一角、清水建設がロボット施工の詳細を複数紙が報じています。
いわく、次世代型生産システム「シミズ・スマート・サイト」。
溶接ロボット「Robo-Welder」、搬送ロボット「Robo-Carrier」、双腕作業ロボット「Robo-Buddy」、新型クレーン「Exter」という名称が発表されました。
しかも、Robo-Buddyは、AIを搭載し、BIMの情報を利用して、自己位置や施工場所を認識するとのこと。
小出しに情報を出してきていますが、来年の現場投入に向けて、着々と開発が進んでいると思われます。
全天候屋根
このシステムの要素に全天候屋根があります。仮設のカバーをかけることで、建設現場を風雨から防いで、安定した工程の維持や、猛暑や雨から作業員を守るという環境改善の効果がありそうです。
かつて、1990年代にも、ゼネコン各社が全天候屋根を使った生産システムを提案しました。比較的、長く実施していた大林組を最後に、全天候屋根の開発、運用が途絶え、しばらくは発表がありませんでしたが、再び、建設現場の全天候化の競争が始まるのでしょうか。
寿司デリバリーロボット
本日、ZMPが寿司の自動配達ロボット「CarriRo Delivery」を発表しました。
建築資材にしろ、寿司にしろ、これからは人が運ばなくてもいい時代がくるのかもしれません。
ちなみに、寿司配達ロボットは、公道を走れないため、当面は私有地内での実証実験を行うようです。
通りを歩いていて、寿司がやってくることはありませんので、期待するのはやめておきましょう。