現場監督を挫くキラー・ワード「段取り、悪いよ」

読者のみなさん、職人のみなさん、いつもお疲れさまです。
段取り悪くてすみません。

段取り八分

「段取り八分」 仕事は準備がとっても大事。そんな意味です。

段取りが80%というのですから、段取りさえうまくいけば、ほぼOKということです。職人が仕事をしやすいように段取りをしてしまえば、あとは職人に任せましょう。

日本の職人は優秀です。

ほんと、優秀です。

いい職人を会社が確保しているということかもしれませんが、少なくとも私の知る限りでは、日本の職人は本当に優秀です。仕事を投げ出しません。

「この部材、この向きじゃ払い込めないんじゃないか。ああ、もう納まらんわ。どうしよぉぉぉ。。。」

と現場監督が泣きそうになっても、鳶工は押したり引いたりして、なんとか納めてからカッコよく帰っていきます。仲間と談笑しながら去っていく背中を見ていると、抱きつきたくなります。

段取り悪いよ

ゆえに、段取りこそが現場監督の仕事とみなされます。「段取り悪い」と言われたら、「不可」がついたと思いましょう。

やることは多い、手が足りない、えぇ!まだ、現場にほかの業者の材料が置きっぱなしだぁ、あ、それより、明日の手配済ませたっけ?

そんな状況になると、往々にして、段取りが悪いまま、職人に仕事を任せることになります。

やるべき作業が思うように捗らなければ、職人も機嫌が悪くなります。そして、ついに言われます。

「段取り、悪いよ」

現場監督も頑張ってるんですけどね。

歩掛も段取り次第

現場作業のある業者からの見積もり額が期待したほどよくないときは、歩掛りが悪いわけですが、そこには安全を見込んでいる場合があります。そこで、歩掛りを改善して、コストを抑えようと思えば、歩掛りが上がるように、きちんと段取りできればいいわけです。

それが約束できるなら、コストを抑えることができますよ。段取りが良ければ、ゼネコンも職人もハッピーになれます。

明日は飲み会、この記事は前日に書いて準備しておきました。段取り、いいでしょ。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする