昔のBIMの備忘録(1) イギリスにおけるBIM動向(ただし2012年)

古い資料を整理していて見つけた資料をご提供します。まずは、イギリス。

JBIM

さてさて、この記事にたどり着いた方は、どこから来たのでしょうか。情報が古いので、あまり役には立ちませんよ。

Journal of Building Information Modeling (JBIM)という、ネットで公開されていたレポートに、海外のBIM活用についての記事が書かれていたので、以前メモを取っておいたのです。最近、ファイルを整理していて、それを見つけたので、要約を書いておきますね。いつか、参考になれば幸いです。

JBIM Spring/Fall 2012 より

  • 1970年代からコンピュータが使われたが、非常に高価だったため、当時は図面作成ではなく、パースを印刷するなど限定的な使われ方にとどまった。1980年代には安価なPCが出始め、製図板を置きかえることになった。
  • BAA (前British Airport Authority)がヒースロー空港第5ターミナルを計画したのをきっかけに事態が動いた。少額の政府予算がAvanti(建設プロジェクトの効率的なコラボレーションを推進するために、英国通商産業省によって2002年に設立された組織)に投じられ、ここで、BS1192:2007となる基準が出来上がる。さらに、buildingSMART UKI(UK+アイルランド)は、政府に対して、互換性を考慮した規格を要求した。
  • 2012年3月、最初のプロジェクト(刑務所・裁判所の新築工事、建築の修繕工事、道路工事)がスタートした。刑務所工事ではCOBieが利用された。
  • 2011年4月、HMG Treasury(英国財務省?)は業界の提案(設計・調達、資産管理の両面でCOBieを共通言語とすること)を受け入れた。
  • buildingSMART UKIの会長Mark Bewの努力によって、Construction Industry Council傘下のすべての組織が提案を受け入れ、COBieについて議論が進むことになった。Bewは勲章を受章したことが、公的な支持であると言える。
  • National Institute of Building SciencesとSpecifiers’ Properties information exchange(いずれも米国)の活動と並行するように、UK National Building SpecificationがUK National BIM Libraryを形作っていった。ここで、COBieとIFCが利用された。buildingSMART Alliance(アメリカ、カナダ)とbuildingSMART UKIは覚書を交わし、アメリカとイギリスでのコラボレーションは一層強固になりつつある。
  • イギリス政府による建設戦略は、単なるBIMや情報共有を意味するものではない。中央政府がよき発注者になるという前提のもとに作られている。その意図は以下の8項目に展開できる。(1)単なる道筋ではなく、政府方針を示す、(2)政府内で発注者関連スキルのコアコンピテンシーを向上させる、(3)コストベンチマークを利用する、(4)効率を高め、作業負荷を中小企業でも対応可能にする(予算の支払い状況を透明化し、サブコンに支払い遅れのプレッシャーを与えない)、(5)イノベーション、コラボレーション、改善を進めるフレームワークを利用する、(6)新しい調達方法を試行する、(7)ライフサイクルでのコストと炭素に注目する(iCIM – interoperable Carbon Information Modeling)、(8)さらなるBIM利用の義務化を図る(COBieの活用を推進する)

どうですか。5年間でどれほど変わっているでしょうか。

というか、われながら、日本語が下手ですね。自分のための走り書きなので、ご容赦を。

中国については、こちら。

そのうち、最近の海外動向も調べたいですね。

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